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書き下ろしの本書、宮内悠介著『エクソダス症候群』は、未来の火星が舞台。
構想は、12年前、著者が早稲田の古いゲームセンターでアルバイトをしていた23歳の頃まで遡るという。
作中の火星は環境改造が進んでいるが、まだ大気はなく、人間は高分子ポリマー製の巨大な泡(直径数百~2千メートル)の中で生活する。
泡の数は1万を超え、推定人口は約60万人。物資が足りず、交通網の整備もままならないため、住民は赤い大地に馬車を走らせる。
まるで開拓時代のアメリカ西部のような光景が幻想味をかきたてる。
主人公は、火星で生まれ育ち4歳で父と地球に移住した若き精神科医カズキ。
地球では、多剤大量処方とカウンセリングにより、あらゆる精神疾患が完璧に制御されているのに、突然なんの理由もなくみずから死を選ぶ“突発性希死念慮”が蔓延。
それによって恋人を亡くしたカズキは、恋人の父親である担当教授に疎まれて大学病院を追われ、故郷に戻ることに。
着任したのは、亡父がかつて勤めていた火星唯一の精神科病院、ゾネンシュタイン病院。
10棟の建物は、カバラの“生命の樹”を模して斜面に配置されている。
題名のエクソダス症候群とは、強い脱出衝動を伴う妄想や幻覚に悩まされる病。
火星開拓地に広がり、カズキ自身も罹患する。
その病理の解明と病院内の不穏な出来事が並行して進む。
25年前、この病院でいったい何が起きたのか?
カズキの父の過去もからんで、物語はミステリー風に展開する。
鍵を握るのは、この病院最古参の患者にして第五病棟の長チャーリー。
精神医療の歴史をめぐる彼とカズキの議論がかなりの分量を占め、舞台劇(たとえばピーター・ブルックの「マラー/サド」とか)っぽい雰囲気もある。
通電療法、ロボトミー、薬物投与、画像診断。
やがて起きるカタストロフと驚愕の真実。
気になるキーワード「ランドセルの価格」についての情報です。
ランドセル価格
タフガードというのは素材の名称で、ランドセルに使用される人工皮革のことをいいます。
ランドセルの素材は、大きく分けて人工皮革と天然皮革である牛革、馬革のコードバンが挙げれます。
最近の人工皮革の技術革新は凄まじい進歩があり、軽くてキズにも強く、見た目も高級感があります。
一方、牛革や馬革のほうは天然素材ですので、使っていくほどに馴染んでいき、アジのある雰囲気へと変わっていきます。
値段的には同じデザインの場合、人工皮革に比べ牛革で約8千円ぐらい高くなりますし、馬革で約1万8千円ぐらい高くなります。
重さはこの「リリークレスト」のタフガード(人工皮革)で1,250g、牛革で1,400g、馬革で1,500gと少しずつ重くなっていきます。
ですので、人工皮革も天然素材も一長一短あるといえます。